彼が奏でる甘い声


でも私を不安にさせることがある

「だって、さっき飲んだって…」

彼は飲んだばかりなのに
酔いに任せてプロポーズ?

「あれは演技

甘い声出せば引っかかるなんて、まだまだだな。

0時になるの外で待ってから入って来たんだ

けど、簡単に騙されてくれる所も愛してる」

そう言って彼はまた微笑んだ

甘い声を奏でてたのは、
私へのサプライズを隠すためだったんだ





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