ふたりの約束
第一章
淡い約束
まだ私たちが幼いころ
幼馴染の私たちは
いつもの様に近所の公園で遊んでいた
「ほーら!! 空っ
もう帰る時間だよ
ゆあお母さんに怒られちゃうよ~」
「もうちょっとでできるから待ってて!」
オレンジ色に染まる夕焼けが
一生懸命に花をつんで何かを作ってる
空を照らしていた
「できた!」
その声と同時に私の頭の上に
何かが乗せられた
「これ...お花のかんむり?」
「そう!
昨日お母さんに作り方教えてもらったんだ~
お花さんには悪いことしちゃったけど
ゆあちゃんにプレゼントしたかったから」
「うん....///ありがとう」
子どもながらに照れくさかったのをよく覚えてる