ふたりの約束




「じゃ、じゃあ...なんでその


大きくなってるっていうか


子供のままじゃないの?」




「それはな....」



「それは?」









「......俺もわかんねぇ」





......はい?




「な、なにそれ」



「俺にもわっかんねーんだよな~



覚えてるのは、


俺が事故にあってからもなぜか


こっちの世界にいてさ。


で、ずっとゆあの事みてたら


俺も同じように大きくなってた!」







「私のこと....見てたの?」



「あ////バーカ!?


ちゃんと着替えた時とか////


その....風呂入ったときとかは

見てねぇよ////」



カァーッと真っ赤になった顔を
私に見えないように
空はフイッと横を向いた



「いや、そうじゃなくて

ずっと私を見守っててくれたっていうか...


見ててくれたの?」



























「そんなのあたりまえじゃん」








さっきの赤くなった顔は
どこへいったのか
余裕な顔で私をみて空は言った。










「俺のせいで....




俺のせいでゆあは楽しめてないだろ?






毎晩泣いて





俺の夢見てないて




ずっと空みつめてー...




そんなゆあ









ほっといてあっち世界いけっかよ」








フッと笑ったけど


どこか寂しげで私までさみしくなった














< 28 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop