ふたりの約束
「じゃ、じゃあ...なんでその
大きくなってるっていうか
子供のままじゃないの?」
「それはな....」
「それは?」
「......俺もわかんねぇ」
......はい?
「な、なにそれ」
「俺にもわっかんねーんだよな~
覚えてるのは、
俺が事故にあってからもなぜか
こっちの世界にいてさ。
で、ずっとゆあの事みてたら
俺も同じように大きくなってた!」
「私のこと....見てたの?」
「あ////バーカ!?
ちゃんと着替えた時とか////
その....風呂入ったときとかは
見てねぇよ////」
カァーッと真っ赤になった顔を
私に見えないように
空はフイッと横を向いた
「いや、そうじゃなくて
ずっと私を見守っててくれたっていうか...
見ててくれたの?」
「そんなのあたりまえじゃん」
さっきの赤くなった顔は
どこへいったのか
余裕な顔で私をみて空は言った。
「俺のせいで....
俺のせいでゆあは楽しめてないだろ?
毎晩泣いて
俺の夢見てないて
ずっと空みつめてー...
そんなゆあ
ほっといてあっち世界いけっかよ」
フッと笑ったけど
どこか寂しげで私までさみしくなった