ふたりの約束
「 ちょっとゆあー!いい加減起きなさいよ~ 」
朝からお母さんの声が家中に響きわたる
「....もう朝か」
私は重たい体をだるそうに引きずって
リビングに降りていく
「まったく、日曜日だからってお昼まで寝て...
...今日は空くんの命日でしょ?」
ズキン
空の名前を聞いて一瞬頭をよぎる昔の記憶
一瞬で怖くなって、泣きたくなって
自分をせめる。
「早く着替えなさいよ?お墓参りにいくんだから」
空は私のせいで亡くなった
空は絶対私を恨んでる
空...逢いたい
昔みたいに
また一緒に....
「ゆあ聞いてる?」
「あ、
...うんわかった」