好きな人は、天然タラシ。
拒否しようとすればするほど、福嶋さんの手が服の奥に向かって進んでいく。
「ゃ…っん、ほんと、やめてくださいって…!」
「…ダメ。もっと、朝比奈さん鳴かせたいから。」
「~~~ばっ、バカですかっ!?」
「好きな女にこうなるのは仕方ないよね」
「~~~!」
会話になってないんですけど!
「も…っ!」
声を出そうとした瞬間、かちゃりと外される福嶋さんの眼鏡。
眼鏡を外した福嶋さんの甘すぎる表情に、私の心臓が大きく跳ねた。
………うっ…ズルい…!
「…あ……っや!」
「…嫌、じゃないでしょ?」
「っ」
福嶋さんの唇に、私の唇が塞がれた。
…いや、
ほんとに、
ヤバ、
ヤバい…!
これ以上触れられると…っ
…………