好きな人は、天然タラシ。
う、嬉しすぎますが…
でも…ね?
福嶋さんって、私を高く評価しすぎだと思う…。
「私なんて、若くないから新鮮味ないし…ピチピチとした潤いとかあげられないのに」
「ぷ、ピチピチって」
真剣に話してるのに、福嶋さんはクスクスと笑う。
「ていうか、どこが?毎日新鮮だし、いろんなものもらってるよ?」
「………」
「そういう風に自分を低く評価しちゃうところもかわいいし」
「!ど、どこが…」
「そこが。ま、朝比奈さんのいいところは俺だけが知ってればいいし。心も、身体も」
「な…っ!!!」
福嶋さん、また変なこと言い出した…!
口をパクパクとさせてると、福嶋さんの表情がほんの少しだけ引き締まった気がした。
「―――朝比奈さんは?俺がいる生活ってどう?」
「…………」
福嶋さんがいる生活…?
私は福嶋さんから目線を外して想像する。
要するに、今の生活ってことでしょ?
そりゃ…
もちろん…
ウハウハですけども。