好きな人は、天然タラシ。
 

―――…ウハウハのはずだった。


憧れの福嶋さんとたくさんおしゃべりできるんだよ?


福嶋さんに近付く、これとないチャンス!


もちろん、ご飯の時はしっかり隣をキープ。


福嶋さんが呼んだらしい田岡さんのことはスルーしてた。


だって、田岡さんってザ・イケメン(上っ面だけカッコ良くて、中身は意地悪な感じ?)って感じで苦手だもん。


楽しく福嶋さんとおしゃべりしてた。


…はずだったのに。







―――――途中から記憶がぼんやり霞んでるのは、何で?


しかも、気付けば…


「…あれ。もう起きてる。早いね?」


「!!!!」


すぐ隣に寝ていたのが、田岡さんだなんて。


 
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