好きな人は、天然タラシ。
 

……………もしかして。


「…田岡さんって、意外とマジメだったりするんですか?」


「は?」


「いや、もしかして、ヤっちゃったから、責任取ろうとか思ってるのかな、って…。私、純情なわけでもないし、そんなのいらないんで!」


「―――…」


「じゃ、じゃあ、そういうことで…」


あたしは田岡さんの視線から逃げるように、ベッドから下りる。


………ん?


服、着てる…?


下着も着いてる。


………あれ?


ヤっちゃったんじゃないの…?


それともご丁寧に着せてくれたのかな…?

 
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