encounter〜悲しい初恋〜
いきなりの事だった
慌てて私の教室に来た裕斗は、私の手を強引に掴み屋上に連れてった
もちろん、周りの目も気にせずに廊下を走っていったので、
周りは騒がしかった
『何?そんな慌てて。』
「お前、麗に会ったろ?」
『うん。会ったけど、たまたまだよ。』
「何話した?」
『メールするって言っただけ。』
「最初に忠告しとく。麗にはメールするな」
『何でよ!いいじゃん』
「ともかく____」
『私の勝手でしょ!!最低』
あの時、裕斗の忠告を聞いておけば
私たちはどうなっててのかな?
こんな苦しい思いはしなくてすんだのかな?