encounter〜悲しい初恋〜
ピリリリ♪
携帯が鳴った
私はいつの間にか寝ていた。
携帯のディスプレイには
“祐斗”
『もしもし…』
「元気なくね~!?」
『寝てた。何?』
「あんさ~、俺最近モデルやってんの知ってる?」
『うん。』
「会わせたい奴がいるんだけど...会ってくんねぇ?」
『いきなり何?』
「ダメ?」
『いいけどさ~』
時計を見た
11:00
まだ外にいても大丈夫
親は帰ってこないし、言い訳できる
「じゃ、今から袋来て。撮影帰りだから」
『わかったぁ~』
最初は軽い気持ちだったけど、やっぱ乙女。
おしゃれとか気にする。
それが、いくら恋じゃなくても___