encounter〜悲しい初恋〜
ヤバッ!!!
髪セットしてたら時間が...
もう30分も経っちゃった。
祐斗に電話した
『もしもし』
「おせぇーよ。俺帰ったから。でも、あいつはいるかもしんねぇ。けど、もう行かなくていいよ。」
『分かった・・・』
私って失礼な奴
会うって言ったのに...
なんか、やっぱ行かなくちゃ。
私は池袋に向かった。
池袋って言ったって、広いから探せないし、まして会ったことのない人を探すなんて絶対不可能
『ねぇ、祐斗、さっきどこにいた?』
「JRの改札の前」
『ありがと』
私はもう一度、祐斗に電話をかけて場所を聞いた
「あのさ...」
近くの高校生が声をかけてきた
『何ですか?』
「君が澪?」
その高校生は身長が高くって、サングラスに帽子をかぶっていた。
さすがに知らない人に自分の名前を言われたら、不審に思う
私は怪しい目で見た
「そんな目で見んなよ。俺、祐斗のダチ」
『えっ!!!...ご、ごめんなさい。うちが澪。』
「ちょっとこっち来て」