encounter〜悲しい初恋〜



彼はあまり人のいないところに私を連れてきた。


「タメ口でいいから。」

『う、うん。』

「やっぱ、祐斗の言うとおり」

『何が?』

「お前の学校1の美女を連れてこいって頼んだら澪ちゃんのこと連れてきた」

『うちが美女?ありえないって。もっと可愛い子いっぱいいるし。』

「じゃ、祐斗のタイプが澪ちゃんってことだ。」

『それもありえない。』

「コレ、俺のメアドと電話番号。連絡してな、じゃーな」


そう言って彼は風のように去っていった。


『何だ...あいつ。』


私は、軽い男とか思いながら家に帰った。


でも...


やっぱ気になる!!!


< 8 / 26 >

この作品をシェア

pagetop