encounter〜悲しい初恋〜
ベッドに入っても、
渡された連絡先と睨みっ子。
「お姉ちゃん、入るよ。」
奈々の声
『...』
「祐斗から電話。携帯に出てくれないって」
『え!!』
ボーっとしてたら、着信10件
祐斗、祐斗、祐斗・・・・・・・
『もしもし・・・』
「行ったのか?」
『うん』
「何話した?」
『何にも...』
「本当に?」
『なんで、さっきからそんなに聞いてくんの?本当に連絡先渡されて去ってっただけだっって』
「マジかよ...」
『どうかした?』
「あいつ誰か知ってんの?」
『わかんないから連絡しない』
「よかった~。」
『なに?』
「なんでもない、じゃねー」