encounter〜悲しい初恋〜


ベッドに入っても、

渡された連絡先と睨みっ子。


「お姉ちゃん、入るよ。」

奈々の声

『...』

「祐斗から電話。携帯に出てくれないって」

『え!!』

ボーっとしてたら、着信10件

祐斗、祐斗、祐斗・・・・・・・




『もしもし・・・』

「行ったのか?」

『うん』

「何話した?」

『何にも...』

「本当に?」

『なんで、さっきからそんなに聞いてくんの?本当に連絡先渡されて去ってっただけだっって』

「マジかよ...」

『どうかした?』

「あいつ誰か知ってんの?」

『わかんないから連絡しない』

「よかった~。」

『なに?』

「なんでもない、じゃねー」






< 9 / 26 >

この作品をシェア

pagetop