ブルーブラック2
*
コツコツコツ
足早に夜の道を闊歩しているのは美咲だった。
「あの感じだと、まだいるはずよね」
そう呟いて点滅した信号を小走りで渡る。
そうして着いたのは―――
「ここに居れば絶対見逃さないわ」
弐國堂の裏口だった。
コツコツコツ
足早に夜の道を闊歩しているのは美咲だった。
「あの感じだと、まだいるはずよね」
そう呟いて点滅した信号を小走りで渡る。
そうして着いたのは―――
「ここに居れば絶対見逃さないわ」
弐國堂の裏口だった。