ブルーブラック2
*
まどかと別れてから売場に戻る前に一度ロッカー室へと向かった百合香は、エレベーター前で綾と遭遇した。
「あ!百合香!」
「桜井さん!お疲れ様です」
昨日の百合香の顔色に一番に気付いた綾は、今の百合香の顔色を確認すると、すこぶる元気そうで安心した。
同時に、百合香の胸ポケットの存在にも気が付く。
「百合香、それ!」
「え?」
「···ううん。やっぱり百合香にはそれが似合うわ」
そう言って綾は百合香の“桜”を指さすと、すれ違いでエレベーターに乗り込んで行ってしまった。
(そういえば朝礼の時に生田さんはいなかったな··お休みかな)
美咲と同フロアの綾を見てふと、そんなことを思い出した。
まどかと別れてから売場に戻る前に一度ロッカー室へと向かった百合香は、エレベーター前で綾と遭遇した。
「あ!百合香!」
「桜井さん!お疲れ様です」
昨日の百合香の顔色に一番に気付いた綾は、今の百合香の顔色を確認すると、すこぶる元気そうで安心した。
同時に、百合香の胸ポケットの存在にも気が付く。
「百合香、それ!」
「え?」
「···ううん。やっぱり百合香にはそれが似合うわ」
そう言って綾は百合香の“桜”を指さすと、すれ違いでエレベーターに乗り込んで行ってしまった。
(そういえば朝礼の時に生田さんはいなかったな··お休みかな)
美咲と同フロアの綾を見てふと、そんなことを思い出した。