ブルーブラック2
*
「昨日といい今日といい一体なんなんだよ」
苛立ち気味の口調の隼人に全く怯むことなく、相変わらず自分の爪を眺めて美咲は答える。
2人は閉店した後に仲良く目立たない場所のカフェに入っていた。
「そういいながらー。結局ここに来ちゃってるのはだぁれ?」
「···そうさせてんのがお前だろ」
「違う違う!結局は“自分の意志”で来てるんだから」
キャッキャッと笑う美咲は、隼人にしたら何が面白いのか全くもって理解できない。
入店したからには、と頼んだコーヒーも口をつけず隼人は美咲の用件を急かす。
「なんでもいいよ、もう。早く用件を言え」
「はいはい。ジツは―――」
美咲は一応周りに知る人がいないか見まわしてから向かいに座る隼人に近づくように口に手を添えて“用件”を伝える。
「は?!」
「昨日といい今日といい一体なんなんだよ」
苛立ち気味の口調の隼人に全く怯むことなく、相変わらず自分の爪を眺めて美咲は答える。
2人は閉店した後に仲良く目立たない場所のカフェに入っていた。
「そういいながらー。結局ここに来ちゃってるのはだぁれ?」
「···そうさせてんのがお前だろ」
「違う違う!結局は“自分の意志”で来てるんだから」
キャッキャッと笑う美咲は、隼人にしたら何が面白いのか全くもって理解できない。
入店したからには、と頼んだコーヒーも口をつけず隼人は美咲の用件を急かす。
「なんでもいいよ、もう。早く用件を言え」
「はいはい。ジツは―――」
美咲は一応周りに知る人がいないか見まわしてから向かいに座る隼人に近づくように口に手を添えて“用件”を伝える。
「は?!」