ブルーブラック2
「君は、何が目的なんだ?」
「目的って・・単に柳瀬店長がいいなぁと思っただけで。あ、別れて欲しいとかそういうのは全くないですよ!割り切った関係ってラクじゃないですか」
「―――ガキの癖に」
「ガキかどうかは―――近々確かめてみて下さいよ?」
そういって智の懐に潜り込むようにさらに近づくと、身長差が20センチ以上の智を見上げて普段の可愛い顔からは想像出来ないような妖艶な表情で軽く抱きついた。
「もう、戻って。どうせ忘れ物なんてしてないんだろう」
「バレましたか・・じゃあこれ、私のケー番なんで」
美咲は一歩智から離れる前に胸ポケットに小さなメモ用紙を押しこんだ。
そしてスキップこそしていないが、その足取りは浮かれたもので、鼻歌交じりに階段を下って見えなくなった美咲を見届けて智は事務所に入った。
カツン・・・
「―――智さん」
「目的って・・単に柳瀬店長がいいなぁと思っただけで。あ、別れて欲しいとかそういうのは全くないですよ!割り切った関係ってラクじゃないですか」
「―――ガキの癖に」
「ガキかどうかは―――近々確かめてみて下さいよ?」
そういって智の懐に潜り込むようにさらに近づくと、身長差が20センチ以上の智を見上げて普段の可愛い顔からは想像出来ないような妖艶な表情で軽く抱きついた。
「もう、戻って。どうせ忘れ物なんてしてないんだろう」
「バレましたか・・じゃあこれ、私のケー番なんで」
美咲は一歩智から離れる前に胸ポケットに小さなメモ用紙を押しこんだ。
そしてスキップこそしていないが、その足取りは浮かれたもので、鼻歌交じりに階段を下って見えなくなった美咲を見届けて智は事務所に入った。
カツン・・・
「―――智さん」