―MilkyWay―

は…?

え…っっ!!

え――っつ?!!


近づいてきた恭次は突然、あたしの胸の下まである黒い髪を掬い上げた。


―ッ?!!


『んなっ!何すんのよっ!!』


ボフッ!!

あたしはパニックして恭次の持ってるクッションを奪い取り顔面に投げ付けた。

至近距離だったから恭次は後ろに数歩よろめき、再びベットへ倒れ込む。


『暴力反対…南深さん…』

でもクッションを抱いて、立ち上がりながらなぜか謎に笑っている。


考えてることが全くわからないです…。


黙って立ってるだけなら美少年の無意識の行動は理解しがたい。


『意味わかんないことしないでよ!!』

『そっかぁ〜?』


バクバクバク…


なんか心臓がっ!


『あー、おなかすいた…』

そんなあたしを他所にやっぱり恭次はそう言ってフラフラ部屋を出ていってしまった。


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