星☆彡に願いを
「どした?紗恵?」





……いつもメールでは平気に"紗恵"ていうのに……



声に出されたら…
恥ずかしくって…
胸の奥がソワソワなって…

だめだ……
しゃべない………



「ごっ…ごっ…」


「ん?どした?」


「ごめ…」

声が震える…
「ごめん…先言って…?」


「ぁ。うん…。言ってなかったんだけど…水族館まで電車で行くんだけど…ぃぃ?」

祐裕がしゃべってるのに顔が見れない……


「ぅん…全然ッい…いよ」
「ん。じゃぁ行こっか…」











私達は歩き出した…




空は晴々しててあったかかった。












ただ…隣りで歩いてるだけなのに



ドキドキが止まらなくて…
好きが溢れてきて…











どぉしよぉもなぃんだょ…










祐裕…



すき。



















私…この言葉伝えるのにどんだけ時間がかかるかな…祐裕を私だけのものにするのに










どんだけ時間がいるの…?
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