星☆彡に願いを
ふと…
なぜか真希の腕に目がいった
白く
細い腕に
まるでリストカットのような無数の傷…
一つ一つがすごく生々しくて
痛々しい傷だった。
あたしは真希の腕を思わずつかんだ。
不自然にしているリストバンドの端から
傷が見えた……
真希はなにか
気付いたらしく
あたしの手を
振り払って
腕をぎゅっと握り締めた。
真希は
震えていた。
沈黙が続く………
……
「集合!!!」
顧問が叫んだ。