指先から、ぞわり。【密フェチSS】
昼休みのほんのつかの間。
弁当派の紀子と藤野は、事務所の中で2人きりになる。
今しかないと、紀子はそう決意した。
「係長。髪に何かついてますよ」
藤野の返事も待たずに、項から上の刈り込まれた短い髪を指先で撫でた。
柔らかな黒髪に混じる、硬い白髪のチクリチクリという感触。
甘い吐息をこぼして、うっとりと目を閉じてしまうそうだった。
長さも硬さも、何もかもが紀子好みの絶妙な触り心地だった。
弁当派の紀子と藤野は、事務所の中で2人きりになる。
今しかないと、紀子はそう決意した。
「係長。髪に何かついてますよ」
藤野の返事も待たずに、項から上の刈り込まれた短い髪を指先で撫でた。
柔らかな黒髪に混じる、硬い白髪のチクリチクリという感触。
甘い吐息をこぼして、うっとりと目を閉じてしまうそうだった。
長さも硬さも、何もかもが紀子好みの絶妙な触り心地だった。