抱きつきたい衝動 (完) *密フェチ*
 


先生に呼ばれ、ドキドキしながら先生の元に急ぐ。


「プリント、配っておいて」


そう言って、渡される紙の束。


昨日の小テストだ。


すぐに私から反らされる、先生の目線。


そして、私に向けられる、先生の背中。


……そんなものだよね。


私は先生の背中に視線を落としてから、その場を去った。


―――抱きつきたい衝動を抑えて。


 
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