星になれたら
家に帰ると、お兄ちゃんが待っていた。


「莉緒、おかえり」


「ありがと」


いつものそっけない会話。


私は結構それが楽しかった。


「莉緒、明日からは学校行くんでしょ?学校に電話しとくわよ?」


「うん、よろしく」


「じゃあ、、深雪ちゃんにでも明日の時間割聞いておきなさいよ?」


「はいはい」


携帯を久しぶりに開き、昔からの幼馴染、深雪に電話した。


「もしもし、莉緒??」

「深雪、久しぶりっ★」

「退院したわけ?大丈夫なの?体、、」

「大丈夫みたい!検査して異常なくて」

「やったー!明日めっちゃ楽しみなんですけど!」

「ありがと♪私も楽しみだなぁ」


それからたわいもない会話が続いた。


本当に学校が楽しみになっていた。

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