けいさつのお兄さん。〔BL【短編】〕
「なぁ湊汰…春休みだからって何で俺ん家に泊まる準備して来てんだよ。」

俺は、春休みを利用してお兄さんの家に泊まらせてもらうことにした。

「だってお兄さん後4日しか無いんだよ。だから…ね?」

「なぁにがね?だ全く」
お兄さんの口から不似合いなね?が飛び出した。
「いーでしょ?」

「全く…上がれ」

「やったーお兄さん愛してる。」

俺は、誠心誠意込めて言ったのにお兄さんは、「きも…」って言った。

「酷い…」

「お前の部屋は、此所な」

「はあい~」

俺は、部屋に荷物を置きそのままお兄さんの後を追った。



「お兄さんは、嫌いな食べ物とかある?」

「あ~?レバーとゴーヤーとケチャップの類い」
「あーイケナイんだーケチャップは東●さんに怒られるよ。」

「誰だよ…」

「じゃあ今日のご飯俺が作るよ。」

「作れんのか?」

「…酷い作れないと思ってるんだ。」

俺はむくれた。

「だって綺麗な台所汚くされたくねーもん。」

「あっそ」

俺は台所に向かった。



「嘘…マジで作れたんだ」

「作れ無い訳ないよ。」
冷蔵庫にある物で俺は、オムライスを作った。

「俺自分の飯いっつも作ってるから…」

「へーじゃあいただきます。」

「俺もいただきます。」



「食った食った。お前本当料理作んの上手いな。久し振りに旨い飯食ったよ」

「でしょ?ずっとしてるからね。」

「ふ~んじゃあ明日は、さハンバーグがいーな。」

「ハンバーグ、いーけど。」

「なら作ってな。」

俺は料理が上手かったことに感謝した。

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