黒の寵愛
沙夜が目が覚めたら目の前には冬夜がいた
沙夜は、冬夜に抱き込まれて眠っていた

「起きたのか」

「…はい」

冬夜さんは、もう目が覚めていたみたい

私の返事を聞いて冬夜さんは起き上がった

私も起き上がった
今気付いたけど私の服は白いワンピースに変わっていた
何でかな?


「沙夜おいで」

そう言いながら冬夜さんは私を抱っこした

『私…歩けますよ』

「沙夜は歩かなくていい」

歩かなくていい?
良く分からないけど冬夜さんが言うんだからそうなのかな

『…どこに行くの』

「飯食うんだよ」

そして、冬夜は沙夜を抱っこしたまま部屋を出た
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