黒の寵愛
今いる漆黒という所がとても大きな建物だと言うことが廊下に出て分かる

高い天井に長い廊下、大きな扉がいっぱいあった

暫く歩いて着いた所は、とても大きくて広い所だった

長いテーブルに食べ物がいっぱいあった
冬夜さんは、ちょうど真ん中に座った

私を抱っこしたまま座ったから私は冬夜さんの膝の上に座ってる

「沙夜、なに食べたい」

食べる
でも私は、今までカプセルの中にいたから何かを口にしたことなんてないから分からない

シュンッ

何だか落ち込んで来た

「食べやすいスープにするか」
スープ
分からないけど冬夜さんが言うんだから美味しいのかな?

「沙夜、口を開けろ」

冬夜さんの言葉と一緒に口の前にスープが近付けられた
口の中にそれを入れたらとても美味しかった

初めて食べたスープは甘い味がした
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