黒の寵愛

私の記憶は、水の入った丸いカプセルに体を丸めた状態で入ってる所から始まる
最初は何も分からなかったから何で其処に入ってるのかも分からなかった


ただ目が覚めて一番最初に目に入ったのは黒髪で冷たく鋭い赤い目の男の人だった

そして、この男の人の雰囲気は私と一緒の物を感じた
とても安心した


男の人は、毎回朝早くから私の所に来てカプセルの前に椅子を持って来て足を組んで私の事を夜までずっと見てる

表情は無表情だったけど私の事を見る目は、暖かく慈愛に満ちた目だった

私の心を暖かくしてくれる目だった
そんな毎日を過ごしていた
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