黒の寵愛
ガチャッ

沙夜が1人ソファーに座って大人しくしていたらドアが開く音がした
そちらに目を向けると冬夜が立っていた

「待たせたな」

『…大丈夫です』

冬夜は沙夜の返事を聞きながら沙夜を自分の左腕に座らせるように抱き上げた

また冬夜さんに抱き上げられてる
そういえばカプセルから出た時から私そんなに歩いてないかもしれない
…でも冬夜さんが抱っこしてくれるから良いか

沙夜が、そんなことを考えてる内に冬夜は部屋を出ていた

『?…何処に行くのですか』

「上に報告に行く」

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