先生、スキだよ・・・(短編)
次の日、この日は先生の誕生日。
私は2人の名前が彫ってあるネックレスをプレゼントした。
「サンキュ、百合花」
「うん」
「オレからも、これ・・・」
先生が取り出したものは、マンガなどでよく見る小さな箱だった。
「これ・・・」
「オレが退院したら、結婚してくれないか?」
泣きそうだった。
まさかこんな日が来るなんて思ってもいなかったから・・・
「うん。ずっと傍にいるよ、馨」



その夜、


先生は集中治療室に入った。
イヤな予感がした。



そのイヤな予感は、見事的中した。
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