先生、スキだよ・・・(短編)
ー次の日ー
この日は先生の通夜の日。
実の先生の両親であろう男女もいた。
お父さんは先生そっくりで、お母さんはとても優しそうな人だった。
「あなたが百合花さんね?」
お母さんに声をかけられた。
「これ、馨の部屋片付けてたらこれが出てきたの。」
『百合花へ』
「こ・・・れ・・・」
先生から?
「今まで馨の傍にいてくれてありがとね。」


私はすぐ家に帰った。
早く先生からの手紙を読みたくて
あそこで読んでたらきっとみんなの前だ泣いてたから・・・



自分の部屋に入って手紙を読み始めた。
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