ただ、好き。
その後、ちゃんと言った。
「あ、あの・・・蒼君が好きっ!!・・・やっ、違くて・・・ゴニョゴニョ・・・」
「・・・あのさ??」
「っへ??」
いきなり話しかけられてびっくりした。
「なんなの、お前。まじムカつく。なんでへらへら笑ってんの??」
その言葉に、ズキンッと胸が痛んだ。
けど私はまたへらっと笑って、
「だって、好きな人の前では絶対に笑顔がいいもん。」
そう言って泣きそうになるのを堪えた。