私こそ光る☆君~番外編②~
『……っ//』


「あの、どうかなさいました?」


赤い顔を右手で覆う。

記者さんに心配したように問われたが応えなかった。


恥ずかしい。

私ってば自意識過剰!!

……穴があったら入りたい。



「それであの、写真の件は……?」


私が無視してしまったことで少し気まずそうに記者さんが聞いてくる。


こんな状況でも退かない記者魂ってすごい。


無視したの、ごめんなさい。

悪気はないんです。


でも写真は……後々困ったことになりかねないし……。



『す……』


「いいじゃない。撮ってもらおうよ、写真」


断ろうと口を開いた矢先、由梨亜がそれを遮るように言う。


「ねっ?」


見れば由梨亜はにっこりと微笑んでいる。


こんな楽しそうな由梨亜、久しぶりに見た気がするなぁ。


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