私こそ光る☆君~番外編②~
『由梨亜がそう言うなら……』


つられて笑顔になった。



『お願いします』


そう付け加えて。



「……は、はいっ//」


そう返事をした記者さんの顔はなぜか真っ赤だった。



「それじゃあいきますよ~」



――パシャッ。





****


後日。


「……で、これはいったいどういうことなんだ?」


『えーっとあーっと、それはその……』



事務所でのダンスレッスンの後。


私を怖~い顔つきで問い詰める遥。

その手にはもちろん、件の雑誌が握られている。



どうやら世間一般の目は騙せたみたいだけど、遥や由依、清龍には一発でバレてしまった。



『ごめんなさいっ』



誰か助けて~!!



おしまい☆


< 11 / 41 >

この作品をシェア

pagetop