私こそ光る☆君~番外編②~
「コホン……」
全てを見透かしたかのように、紫水が咳払いをして途切れた会話に割り込む。
いつもはからかって遊ばれてばかりだけど、今回は 紫水に感謝しないとね。
「しーちゃんは一昨日誕生日だったよね。 でも何の日だったっけ?☆」
由依がコテンッと絶妙な角度で首を傾げる。
文句無しに可愛いです。
紫水の誕生日、か。
紫水本人から受けるイメージで言うなら、青汁(※ 不健康補助食品)の日とか、破滅の日とか、ドSの日とか、魔王の日とか……。
……ダメだ、平和的なのが一個も思い浮かばない。
「どうせ、ろくな日じゃねぇんだろ」
苦々しげに吐き捨てる遥も私同様、ろくでもない日のイメージしか思い描けなかったらしい。
自分の想像にダメージを食らってしまったようだ。
「そうだね、僕としてもあまり面白味がなくて不満 なんだけど4月2日は500円札発行記念日、週刊誌の日、図書記念の日、子供の本の日らしいよ。もっとも、4月2日最大のイベントは僕の誕生日以外有り得ないけどね」
「……すごい、一気に喋った……」
綺麗に形の整った眉を寄せつつ一気に捲し立てる紫水。
こんな風に表情を取り繕わず不満を誰の目にも明ら かにする紫水は珍しい。
それだけこのカレンダーが不本意な出来ってこと?
そんな紫水に清龍は感嘆の声を洩らす。
……いや、感心するところはそこじゃないと思うよ。
確かに基本あんまり喋らない清龍的には驚嘆に値するのかもしれないけど。
全てを見透かしたかのように、紫水が咳払いをして途切れた会話に割り込む。
いつもはからかって遊ばれてばかりだけど、今回は 紫水に感謝しないとね。
「しーちゃんは一昨日誕生日だったよね。 でも何の日だったっけ?☆」
由依がコテンッと絶妙な角度で首を傾げる。
文句無しに可愛いです。
紫水の誕生日、か。
紫水本人から受けるイメージで言うなら、青汁(※ 不健康補助食品)の日とか、破滅の日とか、ドSの日とか、魔王の日とか……。
……ダメだ、平和的なのが一個も思い浮かばない。
「どうせ、ろくな日じゃねぇんだろ」
苦々しげに吐き捨てる遥も私同様、ろくでもない日のイメージしか思い描けなかったらしい。
自分の想像にダメージを食らってしまったようだ。
「そうだね、僕としてもあまり面白味がなくて不満 なんだけど4月2日は500円札発行記念日、週刊誌の日、図書記念の日、子供の本の日らしいよ。もっとも、4月2日最大のイベントは僕の誕生日以外有り得ないけどね」
「……すごい、一気に喋った……」
綺麗に形の整った眉を寄せつつ一気に捲し立てる紫水。
こんな風に表情を取り繕わず不満を誰の目にも明ら かにする紫水は珍しい。
それだけこのカレンダーが不本意な出来ってこと?
そんな紫水に清龍は感嘆の声を洩らす。
……いや、感心するところはそこじゃないと思うよ。
確かに基本あんまり喋らない清龍的には驚嘆に値するのかもしれないけど。