君が好き。
それは柚木が来る数日前のこと…………



―――――――――

チャラリラリン☆

『誰だろ?』


――Eメール――ぱぱ――


『珍しい…パパからだわ』


――話したいことがある。
今から書斎に来なさい。―――


……
『なんだろ??』



―――――――――

コンコン


『どうぞ』

ガチャ…

『パパ♪久しぶり!話って何?』


『久しぶり。爽空。まず座って』


『はい』


『で、話というのは、爽空。』


『うん!なに?』
ドキドキ…


『爽空に専属の執事を付けようと思ってな』


はい?!


『…何で??』

だって世話してくれる人いるじゃん!

『爽空も、もう高校1年生だ。外見は大人と同じ。でも、中身はまだ子供だ。だからね、くだらない汚れた大人に騙されないようにね。』


なるほどね!!

そう言えば、うちの学校執事同伴OKだったなぁ…


『ふ~ん……。そっか……。分かった。心配してくれてありがとう♪』


『可愛い娘を心配しない親がどこにいる?まぁ、嫌と言ってももう頼んであるんだがな。んじゃ、その執事君と2人で頑張れ』
その後、世話をしてくれる人は居なくなった…


というか本家に戻った。




それから数日が経ちその話を完全に忘れてその日に至る。
< 2 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop