お嬢様の快楽
プロローグ:お嬢様と私共
執事 要side.
私、蔵元薊(くらもとあざみ)お嬢様の住み込み執事、高崎要(たかさきよう)で御座います。
お屋敷には、薊お嬢様、メイドの中村明日香(なかむらあすか)と、私の3名のみで御座います。
私と明日香は、6年前から薊お嬢様のところで働いております。
薊お嬢様が小学校3年生の頃ですね。
ご主人様、つまりは薊お嬢様のお父上にこの仕事依頼されてきました。
ご主人様と奥様は、それぞれ海外赴任していらっしゃるお忙しいお方です。
その為に、私共は薊お嬢様に使えております。