お嬢様の快楽


なんだかんだでりんちゃんを引きずっていった。


「たま、この人の頭が中等部の時より悪化してきてない?」

「脳が筋肉なのかもね。」

「……ありうる。」


りんちゃんは頭はバカだが、陸上においては天才だ。

筋肉もそれなり鍛えてる。


「まあだからといってこれは酷いよね。」

「薊傷ついたの?」

「違うって。頭が酷いってこと。」

たまの間違えが可笑しくて思わず笑った。


「笑わなくてもいいじゃーん」

ちょっと機嫌を損ねちゃったみたい。


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