お嬢様の快楽



「はいはい席ついてー」

周りが私達に視線向けていたが、その人が全て奪った。


すらっと背が高くて、黒縁メガネ。

かっこいい先生ですな……

「君達は……ああ、なるほどね。」

「え??」

「さあさあ、席について。」


何がなるほどなのか……

「まず、自己紹介でもしましょうかね。」

そう言うと、黒板に名前を書いた。

良く見るような光景。

「私は橘薫(タチバナカオル)です。これからみんなの担任やってくから、よろしく。」


キリッとした声は見た目にマッチしていた。


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