お嬢様の快楽

りんちゃんはいつものように「?」を浮かばせる。

「さあて……」

前のりんちゃんを鋭く見つめて放つ。

「寝ちゃ駄目だよ?」

「ぎくっ」

声にだすな、声に。

「少なくとも、1学年の私達の式なんだよ?」

ただし、この子には難しい話だ。

「はーい、お母さんに言われたらしかたな……」

「誰がお母さんなんですか?」

「冗談だよ?あはは。薊さん、目が怖いデスヨ?」

私も先生と同じことをするみたい。


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