お嬢様の快楽


男女比の偏りをなくす?

「ほら、去年の役員って会長だけ男子で他の全員が女子だったでしょ?」

「そういえばそうだったね。」

立候補の時点で既に男子は元会長だけだったはず。

「それで、男子の立候補者の募りってところかしら?」

「……まあ、話し合い自体はそういう事だったんだ。」

るー君が不機嫌すぎる。

「それと、立候補者いなかった時の為に各クラスで1人推薦しようって事にもなっててね。」

「推薦ねぇ……」

あれ、もしかして?

「話し合い自体はそれで終わりだったんだけど……終わってからクラスのみんなが瑠璃を推してね。」

嫌そうな顔になるるー君。

「なんでみんなして?るー君のこと知ってる人って前にクラス一緒だった人ぐらいでしょ?」

「その理由がしょうもなくって……それで瑠璃おこちゃったんだよね。」

本日何度目かの苦笑いを見せるたま。


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