お嬢様の快楽
6:30 起床
「薊お嬢様。起きてください。」
「はぁい。」
要さんの軽やかな声と共に日差しが入る。
朝は日差しを浴びると起きやすくなるとか。
そんなのどうでもいいけど。
あたしはロボットのように起きた。
「おはようございます。」
「おはよう。ふああ……。」
一伸びして、ベッドを降りた。
「とても良い天気ですね。」
そう言うので、窓越しに空を見た。
「雲も無いのね。」
真っ青でカラッとした空だ。
「朝食の用意をしますので、お着替えになってください。」
「はぁい。」
「では、失礼します。」
要さんが外に出るまで見ていた。