お嬢様の快楽


困ったように睨みつけてくるのもいいですね。

すると、何を思ったか、要さんが部屋に入ってきました。

要さんは基本的に、女性の部屋であるからといって、必要以上は入ってこない。


あれもしかしてー……

「そんなふしだらな格好してないでさっさと着替えてください。」

案の定怒っていらっしゃいました。

「「は、はーい」」

お嬢様と私は声を揃えて身を縮こまらせた。

うう、ふしだらな格好……

要さんも男性だから何か感じる(もちろん執事としてあるまじき行為ですけど)と思ってんだけどなぁ〜。


…ってふしだらって言いました!?

私が身につけさせられている時にも言ってくださいよ!!

着ないですんだかもしれないじゃないですか!!!

何故お嬢様の時だけ!?


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