お嬢様の快楽
***

「じゃあまずは学級委員と委員会を決めるんだけどー……」

資料に目を落としている先生はどうやらめんどくさいみたい。

少なくともやる気はなさそうだなぁ。

口をつぐんだかとおもったら、黒板に役職名を書き出し始めた。

ああ、勝手に決めていけって事かな。

数日間いて、なんとなく先生についてわかってきた。

そして書き出し終わったらしく、またこっちを向いて言った。


「じゃあ、自分の好きな所に名前でも書いておいて。」


やっぱりね。


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