密フェチ†ガーターベルト
彼の手がショーツの横から、無遠慮に入り込んでくる。
「…っ、ぃや……」
「嫌じゃないだろ?
ガーターなのは、こういうことを期待してるからだろ?」
…そう、
彼の言うとおり。
人目を盗む、時間に限りのあるこの行為に、脱がなければいけないパンティストッキングは邪魔だから。
「もっとしっかり足を開けよ」
彼の静かな命令に、私は小さく身震いして従う。
「―――ぁ、あっ」
「静かにしろよ。聞こえるぞ」
鍵こそかけてあるものの薄い扉の向こうは
就業中の、人が行き交う廊下。
「庶務課の清純派がまさかこんなに淫乱だとは…
誰も思わないだろうな」
私は唇を噛みしめ、涙の浮かんだ目で後ろを振り返る。
清潔感のある黒髪と、眼鏡の奥の涼しげな目。
スーツの上からでもわかる引き締まった上背のある体。
濡れた私を長い指で掻き回すこんな時にも、冷静な彼。