私を好きにならないで
身長155センチ。体重38キロ。でも上から85センチ56センチ83センチのナイスバデイのこの身体を持つ私。
雪のように透ける肌と生まれつきさくらんぼ色の唇と、つけまつ毛なんていらないほどシャキンと伸びたまつ毛に、お人形さんのような大きな瞳。
人は私をベイビーフェイス、またの名をセックスシンボルと呼ぶ。
言い寄る男は数知れず。すれ違いざまにノックアウトさせるのは当たり前。
私を見て好きになる、とまではいかなくても、欲情しない男はいない。
彼女がいようが奥さんがいようが、私を抱こうとする。
言い寄られる事に慣れ、気分きままに付き合ってきた私は25歳にして、もう男に飽きていた。
本気で人を好きになる感情さえなくなった。
そんな矢先の出会いだった。彼とは。