はじめてのオトコ。
ショックだった。

浮気や裏切りと言うよりも、他に女が居るならハッキリ言って欲しかった。

何も知らないのは私だけ…


惨めである。


短期は損と知りながらも、よそよそしい態度で接してしまったこと、自分の幼さを今は反省している。

そして、明くる日から彼は仕事に行かなくなった。

連休か、休職中か、まさかサボリではないだろうが。何を考えているのか、わからない。

ただ、その日を境に女の影は薄くなりつつある。
< 10 / 12 >

この作品をシェア

pagetop