夜まで待てない…《執事の焦らす指先》
「・・・夜までお待ちください…お嬢様」
抑揚のない声で私の我儘を、たしなめる斗希。
「せっかくの紅茶が冷めますよ…」
「斗希のバカ」
私は唇を尖らせ、拗ねながら、紅茶を啜った。
私は夜まで待てない・・・
抑揚のない声で私の我儘を、たしなめる斗希。
「せっかくの紅茶が冷めますよ…」
「斗希のバカ」
私は唇を尖らせ、拗ねながら、紅茶を啜った。
私は夜まで待てない・・・