Forever love〜あおぞら〜
「里奈…ごめんね。」
急に有里が謝ってきた。
「え、なんで?」
「無理やり誘ったから。」
強引なとこも居るけど、ちゃんと人を見てる有里。
「大丈夫だよっ!」
「そう?舜が人多いとこに行こうとしたら止めるからね?」
「うん、ありがとね。」
中学から有里には心配ばっかりかけてる。
ごめんね…
あたしも、壁乗り越えなきゃ。
過去なんか過去って言えるようにしなきゃね。
「よーしっ!挨拶!」
なかしーこと、先生が来た。
あ。国語か…
いつも、先生は無駄にテンションがたかい。
新しい単元に入って、物語を先生が読む。
感想をプリントに書くらしい。
空を見ながら聞いていた。
内容は、イルカの物語。
イルカは、特殊な超音波みたいなものをだして、遥か向こうにいるイルカと会話ができる。
イルカとイルカの友情物語。
人間もそんな事ができたらいいなって思った。
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