Forever love〜あおぞら〜
ある意味、あたし居なくてもよかったかもね…
有里と舜君、友哉を後ろからみながら思ってしまった。
「あ!あのプリで撮ろう♪友哉君♪」
有里はいつになく、舜君よりもテンションが高い。すごいな…
「え…あぁ。」
「有里ちゃん!俺も♪」
舜君ががんばってる。なんか見ててたのしいな。
――ドンッ!
「キャ!!!」
「気をつけろ!」
ゲーセンに入って、男の人にぶつかってしまった。
やばい…どうしよう…
「里奈!大丈夫?!」
有里が心配して駆け寄ってきた。
舜君、友哉も、何があったの?って顔で来た。
心配かけたくない。ただ、それだけ。
「だッ大丈夫。あたし、外で待ってるね。」
「里奈…」
有里は中学から、ずっとあたしの隣に居ていつもあたしに気を使っていた。だから、今日は楽しんで欲しいよ。
あたしは外に出て、ベンチに座った。
どうしよう…ふるえがとまらない…
なんとか、ふるえを治めようとしてもふるえてしまう。
どうしよう…
.