Forever love〜あおぞら〜


俺は、自販機で冷たいジュースを買って、里奈のとこへ行った。

下を向いて、ふるえを治めようと必死になっているようだった。


「ヒャッ…」


里奈の頬にジュースを当てた。


「久しぶり。」


里奈に再会してから一番最初に発した言葉だった。

ただいま。とか、この雰囲気だと大丈夫?どうした?とかだけど、なぜか久しぶりとしか、でてこなかった…


里奈からは何も返事がなかった。


「里奈?お前どうしたんだ?」


「………」


やっぱり里奈からは返事が帰ってこない。

俺、人間違えてないよな?



「…ッ…ッ―」


泣いてる―ふるえてる。


「里奈?」


「ッな…なんで?」


再開して一番最初に里奈から聞いた言葉。


「ゲーセン好きじゃねーし、お前がおかしかったから。」


素直に言った。そして、ジュースを渡した。里奈は目を赤くして、手がふるえていた。


「ありがと…」


そういってまた、下を向いた。


「俺のこと、覚えてるよな?」


里奈を見るとうん。と頷いた。


よかった…
覚えてて…でも、それ以上に今の里奈がふるえてる理由がしりたかった。




.
< 25 / 85 >

この作品をシェア

pagetop